ドクター保坂のホームページ

こころのリエゾン
 


       保坂 隆
   リエゾンとは連携とか連絡の意味で,リエゾン精神医学とは精神科医が精神科の外来や病院・病棟だけにとどまらず,さまざまな臨床各科との密接で定期的な連携をとりながらチーム医療に貢献する臨床形態をいいます。私は1977年に精神科医になった時から,いずれはこのリエゾン精神科医になろうと思い,この専門的な学術団体である日本総合病院精神医学会の1988年の設立に関わってきました。研究面では,最近は自殺の実態や予防策に関する研究や,がん患者や家族への心理社会的ケアの研究や,精神障害に関する普及啓発活動についての研究に従事し,それらの研究成果を従来のHPでは公表してきました。
 その後,2010年からは,これらに加えて,がん患者や家族の心のケアにも「均てん化を」をスローガンに@病院モデル,A地域モデル,B患者会モデルに分けて実践しつつあります。@は聖路加国際病院精神腫瘍科で,Aは沖縄で展開し,Bについては迷走している段階です。いずれにしても,これらについての進捗状況をこのHPを通じて公表していきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。